アロマテラピスト・高村ミノリ(本上まなみ)は
結婚破棄された過去から同棲相手の作曲家・中原テツシ(堺雅人)
との結婚に踏み切れない。
そんな時、建築家・政野英二(寺脇康文)が企画する
プロジェクトでテツシが作曲を担当する事になった。
テツシと共に英二の事務所を訪れたミノリは彼に気に入られ
同プロジェクトで香りの担当に抜擢される。
しかし英二の妻で、広告代理店社長・早希(川原亜矢子)は
ミノリに対してあらぬ想像を巡らせ嫉妬に身を焦がす。
嫉妬の香り は今から14年前にテレビ朝日系の深夜ドラマとして
放送され、6月9日からサンテレビで再放送中である。
7月15日 11:30〜12:20 CSテレ朝チャンネルで放送 嫉妬の香り #1
「嫉妬の香り」というタイトルに恥じぬドロドロ昼メロ風で
有り得ない偶然に踊らされ嫉妬しまくるドラマだった。
ミノリが仕事で英二とホテルの一室に入るところを早希に目撃されたり
ミノリが英二にアロマをこぼしたせいで
彼が新しいシャツを買って貰い忘れたカード控えをミノリが持っていて
見つけてくれ、とばかりにバッグから落ちてテツシが見つける。
何という偶然の積み重ねだろうか
第1話を見た限りではテツシと早希の2人が
妄想たくましく嫉妬してその姿は滑稽なほどだ。
嫉妬一直線、テーマを1つに絞った「嫉妬の香り」は潔さすら感じる。
突っ込みどころ満載のドラマだが、
見所は何とっても14年前の若き堺さんである。
その3年後に「新選組!」で山南敬助を演じる事になろうとは
とても思えないテンパリやすく落ち着きがないテツシだが、
荒削りな所が却って勢いを感じさせ魅力的だ。