2013年12月の記事 | スリジャヤワルダナプラコッテ(仮)

スリジャヤワルダナプラコッテ(仮)

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年末のご挨拶
今年も残すところ後わずかになりましたが、
昨年末、堺さんのファンになってからというもの
このブログの記事もほとんどが堺さんの記事になりました。
読み返してみると拙い記事ばかりで顔が赤らむ思いです。
それにも拘らず、読んで下さった方々にお礼申し上げます。
ありがとうございましたおじぎ

2013年はファンにとってどのような1年だったでしょうか。
地上波で再放送「塚原卜伝」の凛々しさと気高さに魅せられ、
「ひまわりと子犬の7日間」で癒されたのも束の間、
3月23日に喜ばしくも衝撃的な菅野美穂さんとの結婚報道を知って大騒ぎ、
騒ぎが落ち着いた頃に「リーガルハイSP」を見て感動した後、
「半沢直樹」が爆発的ヒットを飛ばし平成1位の視聴率を獲得、
その直後の「リーガルハイ」では演技巧者としての実力を世間に知らしめ、
堺さんは一躍 ゜2013年の顔 ゜となりました。

私は熱しやすく冷めやすい質ですが、これからも程々に太く長く
堺さんのファンを続けたいと思っております。
来年も出来るだけ多く堺さんにお目に掛かれますように。
それでは皆様良いお年をお迎え下さい正月


2013年  塚原卜伝  ひまわりと子犬の7日間  リーガル・ハイ スペシャル  半沢直樹  リーガルハイ  キリンの泡  TOYOTOWN   SoftBank    スカパー
sakai | 00:40 | - | -
関連ニュース 12/23〜12/29


ここ1週間〜10日に起こった堺さんに関するニュースをまとめてみました。
これから先もそれらがある週はブログにUPする予定です。

ほぼ日テレビガイド 秋の連ドラチェック2013

小林隆のひとりごと
  12月27日開催「新選組!」の忘年会について書かれています。

【ドラマニア】毒舌キャラが上位独占!? 10月クールドラマ

キムタクやジャニーズ俳優は「半沢人気」の堺雅人に勝てないのか?

小中高生にとって2013年の“顔”は、堺雅人!

2013年活躍したアーティスト1位は嵐、俳優は堺 雅人

今年の顔」は堺雅人!東京タワーでベスト10発表

「半沢」人気で堺雅人が第1位!「世界で最も美しい50人」― 中国

「2013年・年間ドラマ視聴率トップ10」堺雅人主演作が2本入る

『リーガルハイ』が暴く、ソーシャル時代の“世間”の怪物性

どんな役でもやりたい──俳優・堺 雅人
sakai | 17:23 | - | -
葉牡丹の寄せ植え 2013年


先日作った葉牡丹の寄せ植えだが、宝塚市山本にある陽春園、
あいあいパークに行っても思うような色のパンジーが手に入らず、
結局は自宅近くの店で買う羽目になった。
今年の葉牡丹の寄せ植えは妥協の産物だ。

葉牡丹とパンジーは丈夫で寒さに強い。
しかし、長く雨に濡れた後に気温が下がると水が凍ってしまい、
それが原因で根を傷め枯れてしまった事がある。
寒い日の長雨に要注意びっくり
ガーデニング | 22:39 | - | -
リーガルハイ打ち上げ FRIDAY


堺さんのファンになるまで一度も買った事がない「FRIDAY」を
躊躇うことなくレジへ持って行くてんてん 私の心臓も随分と強くなった。

腰が低〜い堺雅人 VS.超ダンディなキムタク
「リーガルハイ」打ち上げ一次会が終了した後、
事務所の車が横付けされたが、堺さんはすぐに乗り込もうとせず
見送りに来たスタッフにまで一人一人丁寧に頭を下げていた、とのこと。
このタイトルと記事を読んだ後、私の頭に浮かんだのは
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という諺だった。
日本を代表する演技派俳優になろうとも
大手サイトが選ぶ「世界で最も美しい50人」― 中国
の1位に選ばれようと謙虚な姿勢は変わらない。
この謙虚な姿勢が人気の理由の1つでもあり、
ファンの心を引きつけて離さないのだろう。
sakai | 23:43 | - | -
ジェネラルルージュの凱旋 ロケ地マップ


12月23日、地上波で放送された「ジェネラル・ルージュの凱旋」だが、
2009年に上映された際は映画館へ見に行き、
堺さんのファンになってからはDVDを購入と
何度も見ているにも関わらず、TV放送をまた見てしまった。
その時、やっと気が付いたのだびっくり
岐阜大学医学部附属病院 がロケに使われていた事と
最近その近くへ行った事を。
先月、友人と宿泊した長柄川温泉と岐阜医学部附属病院は
2、3kmしか離れておらず、竹内結子さんのインタビュー を読んでみると
堺さんは岐阜で撮影当時「駅ビルの喫茶店でお茶飲んでる」と書いてある。
という訳で、私が近くまで行った事がある限定の Film Tourism
に岐阜大学医学部附属病院を追加した。



映画を見に行った当時の感想を ブログ に書いているが、
言いたい放題で読み返してみると赤面ものだ。
しかし、堺さんについては絶賛している。
速水センター長は素晴らしく格好良い。
堺さんが演じるとどの役も格好良いのだが、
速水センター長の格好良さは抜きんでいる。
今まで彼について感想を書かなかったのも下手な事を書いて
ファンの皆様のお叱りを受けそうだったからだ。
それでも今回は書かずにいられなかった。
研ぎ澄まされたナイフのように鋭く、それでいて1人でも
多くの患者を救い出そうという底知れぬ情熱が流れている。
見せ場の1つである倫理委員会による喚問では
苛酷な救命救急の現状を暴露し、それに関わろうとはしない教授たちを
鋭い眼で睨みながら辛辣な言葉は説得力があり、見る者を惹きつける。
怒りをぶちまける熱演ではなく、
静かに理路整然に真正面から向かっていく。
青白い焔が立ち上っているが如くの速水センター長。
圧倒的な存在感てんてんこの場面はまさに堺さんの独壇場だった。
沼田准教授に追求されても佐藤ちゃんに懲戒免職を求められても
速水センター長は静かに微笑む。
「笑顔で喜怒哀楽を表現する男」と呼ばれる堺さんだが、
自信に裏打ちされた怜悧な微笑みも魅力的である。
またいつか速水センター長のような役を演じて頂きたいものだ。
sakai | 00:23 | - | -
リーガルハイ 第10話


10月9日から毎週水曜日になるのが楽しみで仕方がなかった
リーガルハイは12月18日に最終回を迎えて寂しい限り。
「リーガルハイ」第1期が放送された当時は
堺さんのファンでなかったけれど、「推定無罪」や「評決のとき」など
裁判を題材とした作品が元々好きだったので、放送日が待ち遠しかった。
古美門に感情移入してしまい、対立する相手により
窮地に追い込まれそうになると見るのが辛くなって早送りする程だった。
第1期は裁判そのものを正攻法で描いていたから緊張感があったが、
第2期はコメディ色が濃くなってしまい、それが薄れたように思う。
大笑いしている内に裁判の行方は重要視しなくなった。
しかし、コメディだけで終わらないのがリーガルハイの素晴らしいところ。
最終回で怒涛のどんでん返しが待っていた。
否が応でも裁判の行方が気になって仕方がない驚愕の真実がてんてん
安藤貴和が交際していた徳永光一郎を殺害した真犯人は何と

光一郎の娘サツキ、しかも安藤貴和が母親 がーん

無罪目前で私達を切る、無期懲役を受け入れようとしている。
理由は1つだ。 君の無実が判明したら真犯人探しが始まる。
真犯人が見つかったら困るんだ。

安藤貴和「私が誰かを庇うような人間だと思う?」
自分の欲望の為だけに生きてきた鬼畜だからな。
だからもし庇うに値するとしたら、そいつが真犯人。


安藤貴和が過去に交際していた男性の1人、
ヤクザの金崎との間に生まれた娘こそサツキだった。
世紀の悪女であろうと我が子は可愛い。
貴和は娘をヤクザの跡継ぎにと望む金崎に渡すのを嫌い
人知れずサツキを里子に出した。
それが何故か巡り巡って徳永光一郎の娘になった
という取ってつけたような設定である。
そのサツキは自分より安藤貴和を取ろうとする父親を憎み、毒殺を企てる。
しかもサツキ自身は死ぬ事がないように
致死量をコントロールして飲むという周到さには驚かされた。
古美門が安藤貴和に突きつけたDNA鑑定は結局行われていなかったが、
愛情の裏返しとはいえ、父親を殺害したサツキの性悪さは
母親の安藤貴和譲りではないだろうか。
がしかし、サツキが安藤貴和の本当の娘だったのか、
真犯人はサツキなのか、やはり安藤貴和なのか、分からず仕舞い。
見終わった後、第1期のあの台詞を思い出した。

我々は神ではない。ただの弁護士だ。
真実が何かなんて分かるはずがない。


真実は藪の中、与えられた事柄をどう処理するかによって
如何ようにでもすり替える事が出来てしまう。
これが「リーガルハイ」の核心部分かもしれない。

次は古美門=堺さんの見所について書いてみようと思う。



古美門と黛が安藤貴和と娘サツキの為に作り上げた新しい真実、
それは「偶然が起こした不幸な事故」
安藤貴和は別れを切り出した光一郎を殺し、
彼女自身も自殺しようとネットで毒物を購入。
けれども実行という時に動転して置き忘れてしまい、
それを見つけた光一郎が調味料と思い使用して亡くなった。
安藤貴和が犯した罪は「毒物及び劇物取締法違反」であり、
殺人は無罪だと黛は主張する。
だが羽生は新しい事実を受け入れられない。
羽生「僕のどこが間違ってるんですか?」
古美門はこう答える。

間違ってないと思っているところだよ!
君は 「人間は愚かだ」と言った。
まったく同感だ。どいつもこいつも愚かで醜く卑劣だ。
自分の名誉のために、誰彼構わず攻撃する見えっ張り。
妻が美しくなければ許せない夫。
お隣への嫉妬に狂う主婦。
手柄を独り占めしたい会社員。
何人もの男を同時に愛したい女。
努力しない凡人を許せない天才。
便利で贅沢な暮らしがしたくて、昔ながらの暮らしを放棄する人々。
欲望のために男を手玉に取る悪女。
わがままで、勝手で、ずるくて、汚くて、
醜い底辺のごみくずども、それこそが我々人間だ。

更に古美門は羽生に言う。
自分も底辺の醜いごみくずの一匹である事を自覚しろ!
本田「晴樹は醜くないじゃない!」
いいや、相当醜いね。
自分の理想の実現の為に裁判を利用し、
人をたらし込み、騙し、操る。
自分の賢さに自惚れ、人の為に尽くす自分が大好きで
冒す危険に酔いしれる。

羽生「違う!」
皆を幸せにしたい。ウィンウィンにしたい。
だが、それらは全て所詮君個人の欲望だ!
皆から感謝され、崇め奉られ、ファンレターをいっぱい貰い
ベストジーニスト賞まで私より先に獲得して、さぞ満足だろう。
だが、君がやってることはウィンウィンじゃない!
小さなルーザーをたくさん作って君一人がウィナーになる事だ!
いいか? 君の本性を教えてやるから、よく聞け!
君は独善的で、人を見下し、いい男ぶった薄ら笑いが気持ち悪くて、
スーツのセンスがおかしくて、漢字もろくに書けなくて、
英語もサッカーもそれほどうまくない、
でたらめなことわざを作る甘くてぬるくて、
ちょろい裏工作をしてみたら、たまたまうまくいっただけの
ゆとりの国のポンコツへたれ天パー短足クソ王子だ!バ〜カ〜!!


羽生が気の毒になる程、叩きのめす古美門。
これぞ古美門による「やられたらやり返す、100倍返しだ!」
泣き崩れる羽生に古美門は告げる。

人間の世界へようこそ。
もし、君が皆が幸せになる世界を築きたいと
本気で思うのなら方法は1つだ。 醜さを愛せ。


堺さんの長台詞を聞く度にいつも凄いと思うのは
よどみなく言える集中力もさることながら
言葉の一つ一つに説得力がある事だ。



安藤貴和を無罪にした上、娘のサツキにも罪を着せない形で
裁判を決着させた古美門先生。
報酬の一部、高速回転三所責めを待ち続けるが、
待てど暮らせど安藤貴和は現れなかった。
あるのは別れの キスマーク だけ、残念としか言い様がない(笑)



古美門に「ゆとりの国のポンコツへたれ天パー短足クソ王子だ!
バ〜カ〜!!」と罵られ、打ちひしがれた羽生は自分探しの旅に出る。
タブレットに映し出された古美門、黛の写真を愛おしそうに見る羽生。
そして思い込めながら指でなぞった相手は黛ではなく古美門だった。

サウジアラビアの諺にこういうのがある。
どんなに旅をしても手に入らない財宝もある。


第1話から羽生がタブレットの写真を眺める場面が何度か出てきた。
その度に羽生には、もしかしてあちらの気があるのか!?と思っていたが、
まさかその通りだったとは。
第1期のサオリはハムスター、と同様になんじゃこりゃ―!オチである。
羽生に財宝と言わしめ、何だかんだ言っても黛はじめ
皆に愛されている古美門こそ最高の ゜人たらし゜かもしれない。
sakai | 23:57 | - | -
リーガルハイ 第9話


私が堺さんのファンになった1年前、
まず最初に行った事は過去の出演作品を見る事だった。
数ある作品の中で一番先に見たのは「リーガル・ハイ」
一番先に購入したのも「リーガル・ハイ」だった。
特典映像のファンメッセージで堺さんは
「これ以上の作品は多分死ぬまでないんじゃないか。」
というような事を仰っている。
リーガルハイ の魅力は私如きが語れるものではないけれど、
堺さんの天才的な演技力と綺麗事で済まさず深層心理に迫った
古沢良太氏による脚本が見る者の心を離さないのだと思う。
第9話は鬱憤晴らしの手段として気に食わない人間を
魔女裁判に掛ける善良な市民の醜い深層心理を描いて大変面白かった。

最高裁最終弁論で古美門はこう語る。
本当の悪魔とは巨大に膨れ上がったときの民意だよ!
この言葉を聞いた時、頭に浮かんだのは
竹島問題による反日デモとヘイトスピーチだった。
安藤貴和の生命保険殺人事件と発端は全く違うが、
差別や排外主義は不満を抱える民衆の鬱憤晴らしの為に不可欠である。
権力者側である醍醐検事は民意という大義名分を掲げ
安藤貴和を死刑台へ送ろうとした。
それに対して拍手喝采する民衆。
正義の裏にある悪意に対し、
悪意の裏にある正義(古美門)は毅然と立ち向かっていく。
これも又「リーガルハイ」の面白さの1つだろう。

安藤貴和(小雪)が手打ちになる悪夢から目が覚めて
ベッドから落ち腰を痛めた古美門(堺雅人)は
黛(新垣結衣)と共に上告を決めた彼女に面会。
貴和は殺人容疑を否定せず、面会に来た吉永慶子は
近所のおばさんと話し、肝心な事は口にしない。
ベストセラー「悪魔の女」に「 彼もまた安藤貴和という
毒グモの巣に引っ掛かった哀れなハエの一匹なのかもしれない」
と書かれた事に憤慨する古美門は勝率100%を戻し
不敗神話を取り戻すと言い放つ。
勝つ為ならば手段を選ばない古美門は安藤貴和に対する世論を覆すべく
「プロパガンダ作戦」を行うが、大手マスコミに無視され、
招いた記者たちには金をばら撒く始末。
その挙句、古美門は黛に検事時代、安藤貴和事件を担当していた
羽生(岡田将生)から検察の捏造情報を盗み取れと言い出す。
しかし、羽生から情報を得る事は出来なかった。
そんな中、古美門と黛は公判初日を迎える。
安藤貴和の死刑を求めて群がる大衆を横目に最高裁へ入廷する古美門。
さすがに緊張の色は隠せない。
検察側に2審で古美門をやり込めた醍醐検事(松平健)は前回と同様、
古美門の弁論をことごとく論破する。
追い詰められた古美門は敗戦トラウマが発症してしまうてんてん





冒頭のシーン、古美門の夢は 桃太郎侍 のパロディである。
ひと〜つ、人の世の生き血をすすり
ふた〜つ、不埒な悪行三昧
み〜つ、醜い浮世の鬼を、退治てくれよう、桃太郎!
 
              ↓
ひと〜つ、人よりよく喋る
ふた〜つ、不埒な弁護活動
み〜つ、醜い浮世の鬼も金さえ貰えりゃ無罪にしちゃう
 
「桃太郎侍」が放送された年は1976年−1981年、今から37年前だ。
何のパロディか即分かった方は中年以上!?
桃太郎侍ならぬ横分け侍に大笑いしたが、
剣を構えると凛々しい侍に様変わり、見違えるほど格好良かった。



最高裁公判で無敗神話を崩壊させた醍醐検事と再び対峙した古美門は
極度のプレッシャーで自分を見失ってしまい、幼児退行の末に失神。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)状態になって幼児がえりを起こし、
ウルトラマン怪獣の名前を登場順に呟く。

あ−ジャミラ2回言っちゃったてんてん

怪獣の名前を呟き続ける古美門に黛は「先生、先生」と声を掛ける。
黛の方を振り返り「あ、ピグモン」と言った時の間の取り方は絶妙びっくり
堺さんは台詞の間の取り方が本当に巧い。
ウルトラマン が放送されたのは
今から47年前、桃太郎侍より10年も昔だ。
子供の頃は怪獣好きだったので、大昔を思い出し只々懐かしかった。
桃太郎、ウルトラ怪獣の懐古話はこれくらいにして
クライマックスシーンに話を移そう。



黛は羽生に「検察時代、不正によって裁判を有利に
進めたのではないのか?」と詰め寄り、
被害者宅の元家政婦、江上順子を存在を知る。
彼女の夫が起こした横領の賠償を綺麗にする代わりに証言を得る事に成功。
しかし、安藤貴和死刑賛成派により集団暴行を受け入院する。
立ち直った古美門は「弔い合戦だ」と言い、勝利を誓う。

素晴らしい!
さすが 民意の体現者、醍醐検事。
実に素晴らしい主張です。
いいでしょう。死刑にすればいい。
確かに安藤貴和は社会をむしばむ恐るべき害虫です。
駆除しなければなりません。

(古美門は傍聴席の女性を次々と指差す。)
次に寝取られるのはあなたのご主人かもしれませんからね。
あなたの恋人かも知れないし、あなたの父親かも知れないし、
あなたの息子さんかも知れない。

(醍醐検事を指差す。)
あるいはあなた自身かも知れない。

死刑にしましょう。
現場での目撃証言はあやふやだけれど死刑にしましょう。
被告人の部屋から押収された毒物が犯行に使われた物かどうか
確たる証拠はないけれど、死刑にしましょう。
現場に別の毒物らしき瓶が落ちていたという証言があるけれど、
気にしないで死刑にしましょう。
証拠も証言も関係ない。
高級外車を乗り回し、ブランド服に身を包み、
フカヒレやフォアグラを食べていたのだから死刑にしましょう。
それが民意だ。
それが民主主義だ。
何て素晴らしい国なんだ。
民意なら正しい。
みんなが賛成している事なら全て正しい。
ならばみんなで暴力を振るったことだって正しいわけだ。
私のパートナー弁護士を寄ってたかって
袋だたきにした事も民意だから正しいわけだ。
冗談じゃないてんてん
冗談じゃない!
本当の悪魔とは巨大に膨れ上がったときの民意だよ!
自分を善人だと信じて疑わず、薄汚い野良犬がどぶに落ちると
一斉に集まって袋だたきにしてしまうそんな善良な市民たちだ。
だが、世の中にはどぶに落ちた野良犬を
平気で助けようとするバカもいる。
己の信念だけを頼りに危険を顧みないバカがね。
そのバカのおかげで、今日江上順子さんは民意の濁流から抜け出して
自分の意思で証言をしてくださいました。
それは江上さんたった1人かもしれませんが、
確かに民意を変えたのです。
私は、そのバカを誇らしく思う。
民意などというものによって
人一人を死刑にしようというのならすればいい。
所詮この一連の裁判の正体は嫌われ者を吊るそうという
国民的イベントにすぎないんですから。
己のつまらない人生の憂さ晴らしの為のね。
そうでしょう?醍醐検事。


(裁判官の前に立つ古美門。)
あなた方5人は何の為にそこにいるんです?
民意が全てを決めるなら、
こんなに格式ばった建物も権威づいた手続きも必要ない。
偉そうにふんぞり返っているじいさんもばあさんも必要ない!
判決を下すのは断じて国民アンケートなんかじゃない。
わが国の碩学であられるたった5人のあなた方です!
どうか司法の頂点に立つ者の矜持を持ってご決断下さい。
お願いします。
数々の無礼、お気を悪くされたかもしれませんが、
所詮は金の亡者で嫌われ者のどぐざれ弁護士のたわ言です。
どうかお聞き流しください。
以上です。


これを聞いている最中、「リーガル・ハイ(1期)」第9話
の長台詞、名演技を思い出し、そして涙がこぼれた。
今回の長台詞は1期 第9話と同様に、
いや、それ以上に素晴らしく感銘を受けた。
堺さんの声は関心のない者ですら耳を傾けさせる力強さと説得力がある。
私が「リーガル・ハイ(1期)」第9話を見ていた横で
夫は読書中、全く無関心で画面を見ようとしない。
ところが老人たち相手に滔々と台詞を言い出した時、
夫は顔を上げテレビ画面を凝視し、演説が終わるまで目を離さなかった。
いかなる相手でも演技により心揺さぶる事が出来る、
役者としての真骨頂だと思う。
sakai | 23:04 | - | -
FRIDAY「リーガルハイ」熱血ロケ現場


堺さんのファンになってから大きく変化した事がある。
手に取るのもはばかれていた写真週刊誌を
堂々と立ち読み出来るようになった。
読みたい一心で心臓に毛が生えてしまった。
最初は立ち読みするのも恥ずかしく
内容を確かめずにレジへ持って行ったが、
値段は400円と衝動買いするには高い。
それで内容をチェックしてから購入するようになった。
12月13日発売の FAIDAY は立ち読みした後、買うか買わないか迷った。
堺さんの写真は素敵だったが、記事の内容が今ひとつで
「これが『リーガルハイ』の熱血ロケ現場だ」というタイトルに対し、
゜看板に偽り ゜ありだったからだ。
記事を読む限り、何が熱血ロケなのか私には分からない。
それでも購入した訳は喜ばしきこの記述。
「 ゜押さえれているスケジュール ゜とは、
『リーガルハイ』の次回作(第3期)のためではないかと言われている。」
12月18日に最終回を迎える リーガルハイ
終わった後の寂寥感を紛らわすにはどうすれば良いのだろうか。
次回作(第3期)放送決定びっくり
気を紛らわすには、このニュースが一番かもしれない。
sakai | 22:14 | - | -
リーガルハイ 第8話


リーガルハイ第8話は世界遺産ならぬ世界財産がテーマである。

『NEXUS』の羽生(岡田将生)と黛(新垣結衣)は
゜おざおざの森 ゜を世界財産に推奨する地元住民と
反対派が起こした訴訟の共同弁護を古美門(堺雅人)に依頼。
古美門は即座に断るが、服部(里見浩太朗)は
黛たちに付いて行く事になっている。
1人残されるのが嫌な古美門は奥蟹頭まで渋々同行。
黛と羽生は推奨派・赤松鈴子(角替和枝)たちの依頼を引き受け、
なんと古美門は反対派・赤松麻里奈(遠野なぎこ)
の代理人になっていた。
古美門が赤松麻里奈の代理人を引き受けたのは
燃料廃棄物処理場と高速道路の計画を開発業者と結託して
実現しようと目論んでいたからだ。
そんなこんなの内に地方の小さな簡易裁判所で双方の調停が始まるが、
調停員たちと一緒に現れた現れた裁判官は
別府敏子(広末涼子)だった。


「リーガルハイ」第8話が世界財産推奨派と反対派が対立する話だと
知った時、まず頭に浮かんだのは 鞆の浦埋立て架橋計画問題 だった。
この問題は世界遺産を巡る案件ではないが、
景観保護を理由に裁判を起こす点は同じである。
「リーガルハイ」は世界財産反対派・赤松麻里奈のスナック
゜六本木ナイト゜が景観を損ねていると推進派は営業停止を求める。
そこから話は「鞆の浦埋立て架橋計画問題」のように利便性を求めて
燃料廃棄物処理場と高速道路の計画が主なテーマになっていく
と思い込んでしたが、結局は住民たちの小競り合いに
重きを置いたスケールの小さな話になってしまった。

゜おざおざの森 ゜保持か破棄か!?
NEXUS』と古美門の署名合戦になる。
「74対73」、1票差で古美門側の勝ちになったと思いきや、
推進派・赤松鈴子の息子で都会へ出て行った
恒夫(村杉蝉之介)の1票により『NEXUS』が逆転。
その裏には羽生の暗躍があった。
羽生は自分が元検察だという事を匂わせ
いかがわしい店を経営している恒夫にガセ入れも出来ると脅かす。
羽生は「誰もが幸せになれる社会」という
理想を実現させる為、ダークサイドへ落ちて行く。
第8話のハイライトは ゜ゆとりの国のへたれ王子 ゜
の暗黒面が垣間見えた事かもしれない。
いや、一番の見所は最後に勝った
古美門が羽生に向かってこの台詞言うシーンだ。

崇高な理念など欲望の前では無力だ。
所詮、人間は欲望の生き物なのだよ。
それを否定する生き方などできはしないし、
その欲望こそが文明を進化させてきたんだ。
これからも進化し続け、決して後戻りはしない。
燃料廃棄物処理場を造り、高速道路を造り、
ショッピングモールができ、森が減り、希少種がいなくなり、
いずれどこにでもある普通の町になるだろう。
そして、失った昔を思って嘆くだろう。
だが、皆、そうしたいんだよ。素晴らしいじゃないか。
 
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sakai | 00:35 | - | -
リーガルハイ TV情報誌−13


人気ドラマ最終回!! クライマックス転機予報! 1P
  ザテレビジョン
ドラマCLIMAX’mas 1/2P
  TVLIFE
秋ドラマ最終回ナビ 1/2P
  TVぴあ

リーガルハイは残すところ後2回、寂しい限りである。
立ち読みしたTV情報誌はどれも最終回に向けての記事だが、
その中でも気になる事が書いてあった「ザテレビジョン」を購入。
第9話で古美門は醍醐実(松平健)と再び相まみえる事になる。
しかし、それだけでは済まされず、もう一波乱起こりそうな気配がてんてん
今シーズン第1話で世界旅行へ旅立った三木が帰ってくるという。
第9話から最終回に向けて暗雲が垂れ込める「リーガルハイ」
嵐が巻き起こった後、どのような結末を迎えるのか!?
最終回が近づいて残念だけど、
急展開を迎える「リーガルハイ」が楽しみで仕方がない。
sakai | 22:45 | - | -
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