リーガルハイ 第3話は2話より視聴率が上がって18.5%になった
事実が顕すように最初から最後まで飽きる事なく楽しめた。
冒頭のシーンは生卵3つに徳松醤油を混ぜた物を飲み干し、
ロッキーの如くハングリー精神を剥き出しに走る古美門、格好良い
と思っていたらトレーニングを途中で投げ出して
タクシーの中でゲロを吐く始末だが、その姿さえキュートに見えた。
第3話は「顔か、心か、どちらを選ぶ?」というデリケートな話だった。
高校時代、黛と同じクラスだった熊井は妻のほのかが整形美人だと知り、
妻が元ブサイクを理由に離婚を要求する。
ブサイク、滅多矢鱈に口にしてはいけない言葉だが、
裁判中にブサイク、ブサイクと言いまくり
ブサイクと言った回数は何と15回
羽生は「人間の価値は心」と言ったけれど、
それならば整形する必要がないはず。
古美門の言う通り、人間の評価に容姿が関係ないのなら
整形など全く無意味だ。
けれども“パッと見”こそすべて、第一印象で決まる事は多々ある。
私は整形に反対だが、それを鑑みれば
大規模な顔面リフォームを施したほのかを否定出来ない。
離婚を望んだ熊井だが、ほのかの愛情溢れた日記を読み、
やり直そうと彼女の元を訪れるが、すでにパートナーがいて
「顔が不細工な人は心が綺麗だと勘違いしていた。」
と言い放たれてしまう、というのがオチだが、
ほのかの新しい彼が言った「ああ、植毛の
」の一言で
2人の程度が伺い知れるというものだ。
顔がブサイク=心もブサイクと熊井に言った
ほのかは人様の事を言えるほど心が綺麗だったのか。
外見は悪いが、エリート商社マンの熊井と結婚する事に
打算が働いたのではないか。
結婚は理想だけではない、多少の打算が必要だ、
と深読みしてしまう第3話だった。
整形でもしない限り持って生まれた顔は
どうしようもないと言うけれど、果たしてそうだろうか。
顔面が残念であろうと美形であろうと頭の良さは顔に出る。
美しい人でも心根が卑しければ品性に欠ける。
知性と品性を兼ね備え、それが顔に表れた最たる方が堺さんだと思う。