ゴルフプレーヤー以外立ち入り禁止である
カントリークラブの敷地を通って忍び込んだ甲賀ファミリーランドや
監視の目を避ける為、廃道を登って辿り着いた摩耶観光ホテルなど等
私にとって廃墟はスリルに満ちた宝探しだった。
廃墟の聖地
軍艦島 も同様で、島まで運んでくれる船を探して
密入国者のように上陸しようと思っている内に数年が経ち
気がつけば 「長崎市端島見学施設条例」 が成立、
島の南部に整備された通路に限り
見学可能となってしまい、夢は儚く消えた。
それでも軍艦島をこの目で見てみたい
という思いは消えず、上陸ツアーに参加すべく
廃墟に全く興味がない夫にお付き合い願い長崎までやって来た。
参加した
やまさ海運 の軍艦島上陸コースは所要時間150分
4300円 (長崎市施設使用料 300円を含む)
と少々高いが、致し方ない。
午前9時に長崎港を出航。 天気は快晴、否が応にも気分は盛り上がる。
出航してから約30分後、目の前に軍艦島が姿を現した。