Yahoo!映画レビューで酷評されている
プリンセス トヨトミ
残念ながら全くその通りだった。
ミステリアスな物語か
と思っていたら、さにあらず。
父と息子の絆、守るべき物を受け継いでいく意義を描いた作品だが
手法を間違ったのか、トンチンカンな作品に仕上がっている。
この映画の中で唯一、興味をそそられたのが抜け穴伝説だった。
「プリンセス トヨトミ」 では夏の陣で秀頼の子、国松が
大阪城の抜け穴から落ち延びて行くが、同様の奇想天外な話がある。
秀頼は大阪城で自害したのではなく
抜け穴を通って無事脱出し、薩摩に逃れたというものだ。
大阪城の抜け穴といえば
真田の抜け穴 が有名である。
真田幸村が築いたと伝えられ、大阪城通じる地下道が
「真田の抜け穴」 で、三光神社境内にその跡が残っている。
戦前、大阪市内には 「真田の抜け穴」 と呼ばれる物が
10ヶ所以上存在していたが、今現在は三光神社にあるのみ。
そういえば以前
初探検 記事で抜け穴について書いたけど
私が子供の頃、大阪城に通じていると
伝え聞いた舎利寺の抜け穴は一体何だったんだろう。
10あった 「真田の抜け穴」 の1つだったのか。
私の同級生が地下道の途中まで入り
人骨を見たという話はガセネタだったのか。
戦後だから抜け穴は無くなっているはずだ。
しかし、夫は私と生まれ育った所が近かった為
同じ抜け穴伝説を知っている。
嘘か真か知らないが、「プリンセス トヨトミ」 の秘密と同じく
舎利寺の抜け穴もローカルに親から子へと伝承されていく。