北海道の長女宅へ行く為に乗った
ANA機内で見た
石垣島 キャンペーン。その中で
一番印象に残ったのは
八重山そば だった。
八重山そばを食べたい
去年の夏、石垣島へ旅した
悪友に言ったのが不幸
の始まりだった。
夏の石垣島は海も空もコバルトブルーに輝き
楽園のよう。 けれど暑くて敵わないので次に行くのなら
真冬に言ってみたいな、寒い時に暖かい所へ行かへん?
八重山そばを食べたいと言ってたやん
と悪友S子は私を誘った。
食い意地が張っている私は石垣島がどのような所が詳しく調べもせず
S子の誘いに乗り、1月末に関空から石垣島へ向かった。
出発当日の大阪は最高気温5℃だが
石垣島は20℃と春のような暖かさだとS子は言う。
しかし、石垣島空港に降り立ってみると震えるほど寒い。
最高気温は11℃、大阪の12月並で
空はコバルトブルーどころか曇ってどんより鉛色である。
活気がない真冬の石垣市街は寂れた南紀勝浦にそっくり。
ミシュランが発行する旅行ガイドで3つ星に格付けされた
川平湾のグラスボートは白浜のグラスボートと変りがない。
八重山そばの代わりに沖縄の人々が多く住む大正区商店街で
沖縄そばを食べれば当初の目的は果たせた。
交通費、宿泊費、食事・土産代合計9万円を使い
大阪から遥か遠い石垣島へ行かなくても
このショックで鬱になり、暫くブログを書く気が失せた程だった。