昼食後、事務所でネットニュースを読んでいると
ショッキングなタイトルが目に飛び込んできた。
宝塚音楽学校に批難殺到 いじめ退学訴訟で信頼揺らぐ
私は小学生から結婚するまで約15年間宝塚歌劇の大ファンだったから
宝塚関連のニュースは気になる。
これは由々しき問題と掲示板を読み、裁判を調べてみれば
出るわ、出るわ、酷いイジメの実態が膿のように吹き出てきた。
清く、正しく、美しく−が校訓の 「宝塚音楽学校」 の信頼が揺らいでいる
とニュースの一文にあるが
これじゃ、−汚く、醜く、腹黒く−ではないか。
宝塚歌劇団創設者
小林一三氏 が草葉の陰で泣いているかもしれない
事の起こりは08年にさかのぼる。
元生徒は元々寮の相部屋で同期の中心的存在だった女性達と相性が悪く
入学直後、ファンがサイトに 「(96期で元生徒が)一番きれい。」
と書き込んだ事がイジメの発端だという。
それから後、元生徒は同郷出身で原爆犠牲者のOG園井恵子の法要に出席。
墓参りの様子などが地元TV局で報道され
「学校に無断でマスコミの取材を受けた」 として問題になる。
これを切っ掛けに同期から元生徒に対するイジメが本格的に始まった。
09年、元生徒 (19) は入学後、同期生数人から
「コンビニで万引きをした」 等と学校側に嘘の告げ口をされ
退学処分になり、元生徒は神戸地裁に
退学処分取り消しの仮処分を申し立てた。
神戸地裁は09年3月まで今も生徒である事を認める仮処分を決定し
宝塚音楽学校に登校を拒んだ日数1日あたり1万円の支払いを命じたが
同校は約220万円を支払っただけで復学を認めなかった。
しかし、同校は復学を拒否した上
尚且つ同年8月に大阪高裁に不服を申し立てたが、高裁は不許可。
それでも尚、退学処分を取り消さなかった為
元生徒は 「元々いじめがあった」 として神戸地裁に提訴。
証言などで恐るべきイジメの実態が明らかになった。