● JR駒ヶ根
しらび平駅−千畳駅
木曽駒ヶ岳 (2956m)
Map
上の写真、
千畳敷カール の風景は2日目のものである。
1日目は暗雲垂れ込め、落雷が鳴り響く悪天候だった。
新大阪から新幹線で名古屋へ行き、そこから
特急しなの
に乗り換え塩尻まで。 塩尻から普通電車に乗って辰野へ。
そこから又々普通電車に1時間乗って駒ヶ根に到着。
駒ヶ根から路線バスに乗り、駒ケ岳ロープウェイしらび駅に
着いたのは家を出てから7時間後という遠い道程だった。
さて、そこからが問題である。
木曽駒ヶ岳に至るルートは数多くあり
標高1000mから登った場合、最短で約6時間も掛かり
を残して遭難したくない私は
2612mの千畳敷駅からの安直コースを登ることに。
ロープウェイの待ち時間は繁忙期で3時間と聞いていたが
私が行った日はまだ盆休み前だったから1時間待ち。
先に整理券を貰い、昼食を摂った後に駅舎に入り順番を待っていた。
後わずかでロープウェイに乗れるその時、雷の閃光が窓から差し込んだ。
その後、不吉なアナウンスが
「雷が発生しましたので、ロープウェイの運行を見合わせております。
申し訳ありませんが、再開はいつになるか分かりません。
お急ぎの方は払い戻しを致します。」
1時間すれば止むと思っていた雷雨は激しくなっていく。
ロープウェイの運行が再開されたとしても
千畳駅に着いて山頂を目指すのは午後5時が限度。
運行再開はいつになるか分からないまま、待ち続けて3時間経った。
天候が不安定だから登っている最中に落雷すれば命を落としかねない。
数日前、駒ヶ岳ロープウェイで入山した方が
落雷事故 に遭っている。
登山を諦め、駒ヶ根駅に戻ろうかと迷っていた時
同じように待っていた女性グループの一声が迷いを吹き飛ばした。