エラゴン
監督 : シュテフェン・ファンマイアー
出演 : エド・スペリーアス 、ジェレミー・アイアンズ 、シエンナ・ギロリー
ロバート・カーライル 、ジャイモン・フンスー 、ジョン・マルコヴィッチ
製作 : 2006年 上演時間 : 104分
● ストーリー
帝国アラゲイシアはかつて平和な土地だったが
ドラゴンライダーの1人、ガルバトリックス (ジョン・マルコヴィッチ)
は権力闘争に乗じて権力を手中に収め、王となり暗黒の時代が始まった。
だが、アーリア姫 (シエンナ・ギロリー) が青い石を盗み逃走。
貧しい農村で暮らす少年エラゴン (エド・スペリーアス) は
ある日、偶然に森の中で光を放つ青い石を見つける。
それは石ではなく、ドラゴンの卵だった。
卵からかえったサフィラを密かに育て始めたエラゴンだが
ガルバトリックス王に伯父を殺され、自らの運命を知る。
彼は平和を守る事を使命としたドラゴンライダーに選ばれたのだ。
エラゴンの平穏な生活は終り、サフィラ、そしてドラゴンライダー
の過去を持ち、今は語り部となったブロム (ジェレミー・アイアンズ)
と共に反乱軍が潜む砦へ旅をする事になる。
● レビュー
★ ★ ☆ ☆ ☆
ファンタジーの王道とも言うべき 「善と悪」 が対立するストーリー。
見る前からひねりがないのは分かっていたが、単純すぎ。
ブロム (ジェレミー・アイアンズ) が画面から消えた後はB級映画に転落。
エラゴン (エド・スペリーアス) は元々英雄、賢者ではない。
「愚かだが、勇気はある。」 エラゴンはその台詞通り愚かだ。
苦しむアーリア姫の幻を見たエラゴンは反乱軍を助ける大義を忘れ
姫を救出の為、アラゲイシア帝国の要塞へ向う。
「女なんて放っておけばいいのに!」 心の中で叫んでも
ストーリーが変る訳はないけど、エラゴンの行為はアホ過ぎて腹立たしい。
見どころは最高の技術を駆使したVFXだけ。
続編を作るようだが、「ナルニア国物語」 と同様
2作目以降を期待出来ない作品だった。