すっかり秋めいてきたのに、今頃になって真夏の話とは恐縮である。
悪友Sちゃんと計画した今夏の旅行は
一泊二日で函館、登別、小樽を巡るプランだった。
函館観光の後、スーパー北斗に乗り登別温泉で一泊、
翌日は小樽へ行き、昼食にお寿司を食べて帰るという
クレージーなプランだが、実現可能である。
問題は思った以上に旅費が掛かること。
そりゃそうだ、一泊二日とはいえ北海道だから。
Sちゃんはそれならば函館、登別、小樽、駆け足旅行は止めて
上高地に行った後、平湯温泉で泊まりたいと言う。
しかし、私は同じ月に登山で上高地へ行くからそれは嫌だと拒否。
キレたSちゃんは「そしたらXXが涼しい所にある温泉を探してよ
」
と言ったので、検索したところ
中央アルプスにある
昼神温泉 が涼しい温泉地として浮上した。
昼神温泉は1973年、トンネル掘削によって発見された
歴史の浅い温泉だが、中京圏から中央自動車道と直結して
アクセスに優れている為、急速に発展した。
鶴橋から近鉄特急に乗って名古屋まで2時間少々、
名古屋から昼神温泉までバスに乗って1時間半、計4時間掛かった。
後になって思えば大阪から4時間も掛かるのなら
他に行けば良かったと思う。
昼神温泉に降り立った時、全く涼しくなかったからだ。
宿泊したホテルは
じゃらん で評価が高かった
ホテルはなや である。
広々とした露天風呂は良かったけど
建物自体は古く、一昔前の観光ホテルという感は否めない。
夕食は美味しかったが、朝食は品数が少なく山小屋より粗末だった。
フロントの傍に書類が山積みになっていたのもだらしない印象を与えた。
「ホテルはなや」 は悪くはないが、良いとも言えず
じゃらんの高評価4.8は納得がいかない。