伏見といえば伏見稲荷(新選組!OPで登場)しか知らなかったが、
元同僚の友人達に誘われ、酒蔵が立ち並ぶ伏見の町並みを歩き、
十石船 に乗って川沿いの桜を愛でつつ、伏見の春を楽しんだ。
Map
十石船は江戸時代に物資や旅人を運んでいた輸送船を
遊覧船として再現したものである。
私達が乗った船の名は秀吉丸。何故、豊臣秀吉の名前が
豊臣秀吉が伏見城の城下町として整備、発展させたこの地は
陸上交通が発達する明治時代まで水上交通の要所として繁栄を続け
何千もの舟が行き交い、商人が集まる一大港町だったそうな。
その時の名残を船名に留めているという訳か。
散策後は
鳥せい で昼食を頂く。
散々迷った挙句、とりラーメンを注文したが、
濃厚な鶏スープと細麺が私の好みにぴったりで大満足。
鳥せいの近くに寺田屋があると聞き、見てみたい
と友人に懇願。
寺田屋=新選組!=山南敬助と思ったけれど、
新選組!寺田屋大騒動は山南さん亡き後の回だった。
その寺田屋騒動だが、元治2年(1865年)3月5日
薩摩人として宿泊していた坂本龍馬を暗殺しようとした事件で
伏見奉行の捕り方に囲まれた事をいち早く気付いたお龍は
風呂から裸のまま裏階段を2階へ駆け上がって
龍馬らに危機を知らせ、龍馬は難を逃れた。
寺田屋は鳥羽伏見の戦で消失、現在の建物は再建されたものと知り
見学料を払ってまで見る気は起こらず、外観を写真撮影してハイ終わり。
伏見酒蔵の町並みを後にして京阪宇治線に乗り宇治へ向かう。
目的は
中村藤吉本店 の生茶ゼリーを頂くこと。
平日だから空いていると思っていたのに、大勢の人が順番を待っていた。
これが土日祝だったらどうなることやら
当初の目的の生茶ゼリーではなく
ほうじ茶ゼリーを頂いたが、香ばしくて美味だった。
店の外に出ると生憎の雨で、宇治の桜は見れず仕舞い。
しかし、初めて訪れた伏見酒蔵の町並みは本当に素敵だった。
機会があればまた訪れてみたい。